Exhibition report
2023 S/STN JAPAN 東京展
2022年 4月 19日(火)
2022年 4月 20日(水)
■開催場所 カイタックインターナショナル 2階 展示会場
Add : 〒153-8565 東京都目黒区東山1-8-14
●出展社 21社(ブース数12)
●来場者数 255名(2日間)
Exhibitor
播州の機屋*遠孫織布(株)
行方工業(有)
(有)福田織物
クレッシェンド・ヨネザワ
林キルティング
(有)坂田織物
宮下織物(株)
八王子織物工業組合
FUKUI 布のえき
(株)川邊莫大小製造所
浜松コットンネットワーク
渡邊パイル織物(株)
Pick up report
遠孫織布㈱
兵庫県西脇市高田井町938
MAIL : enmago@muse.ocn.ne.jp
デザイナーの感性を吹き込むことで見事なアイテムへと変貌する可能性を多いに秘めている素材を多く生産しています。この不思議な抜け感の正体はいったい何だ?と思う時がありますが、きっとそれは“ハンドクラフト”的な手法が多く用いられることなのだろうと私は思います。人の手による温度感、湿乾の具合、色の配色、表情感、どれをとってもテキスタイルデザイナーの人となりが、生み出された素材に反映されているような素敵な素材たちです。
吉田染工㈱ / 貴志川工業㈱
和歌山県紀の川市貴志川町前田16
和歌山のニット産地で、チーズ染色の無人化プラントを所有する吉田染工(株)とニット生地の染色整理の貴志川工業(株)がTNJ東京展に初出展! 母体となる吉田染工(株)1948年に現社長の祖父により“夢の染工場を創ろう!”をスローガンに創業され、時代の変遷に合わせ設備投資を行い、躍進を続ける企業です。
今回の出展では、①画像のようなコットン100%を使用し、表面加工を施し風合いをやハリコシをアップさせ、肌馴染みもよく上品に仕上げられたジャージや、②~③画像のような通常は布帛の緯糸に使用されるインレー糸を使用したニットと布帛のハイブリッド企画を披露します。インレー糸をどのような糸にするかによって、素材の表情感や風合いのバリエーションが無限に広がります。特にジャカード編みのガイドが通常は5コースと言われる中、吉田染工(株)では1コースが追加され6色展開が可能で、柄だしの可能性をさらに進化させることが可能です。他では見ることのできない素材を是非ともリアルに見に来てください!
宮下織物㈱
山梨県富士吉田市新屋1515-1
富士吉田産地で、ジャカード素材を中心に製造する宮下織物。
今回のTNJ展に出品する素材を一部、ご紹介します。
上部画像のモノトーン3点は、プリントではありません。山梨県の技術センターとのコラボで完成した3Dジャカードになります。細番手の糸を使用し非情に繊細な設計のもと、視覚効果で立体感のあるテキスタイルに仕上げられました。
下部画像のグランド黒で柄部分が赤のJQは、この画像ではわかりにくいですが、大判で見ると細かなランダムに入った柄の中に水玉がこれまたランダムに配置されたデザインになっています。裏面は、織の特徴ではありますが、グランドと柄が反転し、グランドが赤、柄が黒となり、より情熱的な印象になります。会場では、グランドも柄も黒の素材や、ラメ糸を使用した素材も出品されます。無機質になるか、非情にファンシーになりがちなJQを宮下織物のテキスタイルデザイナーの手によって、クールでアーティステックなモードへと昇華されております。
Visitors
来場者の声・・・アンケートっ回答者より抜粋
●あなたの業種をお答えください。(○で囲ってください/複数回答あり)
1.アパレル:20人 2.SPA(製造小売):無し 3. 企画・デザイナー:13人
4.小売り/専門店:5人 5.百貨店/GMS: 1人 6.企画業(ODM):無し 7.縫製業:3人
8.商社:9人 9.服地問屋/服地メーカー:6人 10.産地:2人 11.紡績・繊維メーカー: 3人
12.プレス:1人 13.行政/団体/学校関係:1人
14.その他:無し
●よくお使いの素材や好みの素材について教えてください。
ストレッチ、天然素材、綿、ウール、先染チェック、ジャガード、ポリエステル系、
プリントレース、新素材、サステナブル素材、ベルベット、シルク、麻、タフタ
カットソー、ギャバジン、高密度素材、再生、高密度
●普段の素材仕入れでの平均的な価格帯を教えてください。
■100円〜1000円:1人 ■1001円〜2000円:17人 ■2001円〜3000円:9人
■3001円〜5000円:4人 ■5001円〜:1人
●今後の貴社の戦略について教えてください。
(それに沿った出展社、出品物の構成も考えたいと思います。)
- ビックデータと異なったクリエイティブな服を提案していく
- 高級、高価格ゾーンを狙っていく
- 海外マーケットを狙っていく
- オリジナル、Japan madeの物作り
- ユニフォームの製作
- ブランディングをしっかりとし、他社との差別化を図る
●展示会の総合的な満足度を教えてください。
■大変満足:12人 ■満足:44人 ■普通:13人 ■不満:無し ■大変不満:無し
理由もお聞かせください:(バラエティに揃っている)